胚凍結と凍結胚移植

凍結融解胚盤胞移植

1.胚盤胞培養と胚の凍結保存

採卵後、56日間培養して発育した胚を胚盤胞といいます。発育のステージにより、1)完全胚盤胞(ステージ3)、2)拡張胚盤胞(ステージ4)、また、細胞数により、1)グレードA、2)グレードB、3)グレードC、と分類を行います。

当院ではアステックのCCMiBIS受精卵観察システム(タイムラプスシステム)を用いて培養を行っています。

胚盤胞では新鮮胚移植は行わず、凍結保存・融解胚移植を基本としています。

5日目まで培養し発育した胚盤胞

5日目まで培養し発育した胚盤胞

2.凍結融解胚盤胞移植

ホルモン補充周期で胚が着床しやすい状態を作り、凍結胚を融解して胚移植を行います。自然周期で行う場合もあります。

移植胚数は多胎を予防するため1個(場合によっては2個)に制限します。